「AIマッチング」という構想
近未来に訪れる必要な人に出会う世界

必要な人と出会う世界「AIマッチング」
ChatGPTを使っていて感じるのは、「AIでここまで自分の思考や感情、迷いのニュアンスまで言語化できているなら、この状態をもとに“本当に合う人”と出会える世界が来てもおかしくない」ということです。世の中には、「困っている人」と「その課題を解決できる人」が存在しているのに、出会えていないケースが無数にあります。それは本人がまだ課題だと認識していない場合も含めて。近未来では、AIが個人の思考・行動・価値観の蓄積データをもとに、「必要な人同士」を自動でマッチングする世界が当たり前になると思っています。それは、今のマッチングアプリの延長ではなく、“壁打ち相手として使っているAIの延長線上にある機能”として現れるはずです。
「課題と認識していない人」も含めたマッチング
今のマッチングは基本的に「自分は困っている」「相手を探している」という自覚が前提になっています。でも実際は、「整理できていないだけ」「言葉になっていないだけ」「誰かに頼れると思っていないだけ」という状態の人が多いです。日常的にAIに思考を打ち明け、壁打ちしている中で、AIが「この話を整理・設計できる人がいます」と提案してくるような世界があったら、救われる人は多いはず。これは「検索」や「募集」ではなく、気づいていない可能性をそっと接続する仕組みだと思っています。
魔法のようなボタン
例えば「今、誰か最適な人がいたらつないでほしい」という前提でAIと壁打ちしていたら、
・近隣で会える人
・日本中・世界中からでもよい人
・今すぐ必要な人
・少し先で効いてくる人
を文脈ごとに判断し、「推進する対象をマッチングする」ボタンが現れる。それは多くの人が一人で抱え込んでいた問題を、一気に前に進めるこれまでにないシステムになると思います。
実用性として最初に強い領域
「恋愛」「就活」「副業」「採用」。
特に仕事領域では、
・企業側:採用の失敗が減る
・個人側:履歴書では届かなかった場所に出会える
という明確な実益があります。
恋愛も革命的ですが、人の好意は数値化しきれない部分が大きく、最初はMBTIや占いのような「参考値」として使われるかもしれません。それでも、何年もAIと壁打ちしてきた思考データをもとにしたマッチングは、今のプロフィール入力型とは比べものにならない精度になるはずです。
課題と危うさ
もちろん問題も多い。
・犯罪やなりすましを防ぐための厳格な本人確認
・本音が書けなくなることで精度が下がるリスク
・膨大な個人情報とセキュリティ
・国家や警察がどこまでアクセスできるのかという倫理問題
AIに行動判断を委ねすぎれば、人の「考える力」や「書く力」が鈍る可能性もある。だからこそ、個性や人間らしさ、リアルな場の価値はさらに高まると思っています。
なぜこの構想を考えているのか
AIによって個人の思考や能力が可視化されれば、「探す」のではなく、ポテンシャルが活きる関係やポジションに自然と接続される世界がつくれます。
この世界は、必ず誰かが作り、ある瞬間から一気に広まります。スマホやAIがそうだったように。そして「こういう世界は必ず来る」「そうなったら当たり前がこう変わる」と語られ始めた時点で、その到来は早まります。自分は開発者ではない。でも、こうした未来の構造を言語化し、意味づけする役割には立てると思っています。必要な人と出会える世界。それが当たり前になる未来を、少しだけ先取りして考えたい。
2025/12/31